Marionette | 風のチェルシー~80年代思い出話~

Marionette

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BOΦWY「Marionette」


それまでアイドル的なバンドが主だった日本の歌謡界。
本気モードのBOΦWYの出現によって、
男性のバンド形態というのはだいぶ変わってきたのではと思います。

ここらへんから「テレビに出ないアーティスト」がぽつぽつ出てきました。
以前から「ニューミュージック」といわれる方々も出ていませんでしたが、
こういってはなんですが、彼らは歌謡界の中心ではなかった。
BOΦWYが中心だったとは必ずしもいえませんが、
だんだんBOΦWY的なスタンスのアーティストが増えていき、
またそれは「お茶の間」に相容れないこともあり、
ベストテン番組も「テレビに出ない知らない人」の歌が
順位を占めていくようになり、
それじゃ見る人も減っていくわなというわけで、
ベストテン番組は姿を消していったのでした。ちょっと文章危なげですが。

私の記憶のなかのBOΦWYは、いつもライブ映像で、
夜中の音楽番組で見かける程度であって、

身近なものではありませんでした。
まだまだ子どもだった私はやはりテレビによく出る、
身近なアーティストであったりアイドルに興味をひかれていました。
それでも、♪鏡のなかのMarionette のフレーズぐらいは
認識していました。いや、それしか知らなかったんですけど。

88年に解散。それぞれの活動を始めましたが、
完全に乗り遅れた私は90年代に入ってから目覚めてしまい、
BOΦWYのCDをかき集めたりしたものでした。

そして今は、こんなの を見て、うぷぷと笑う30代です。