輝きながら… | 風のチェルシー~80年代思い出話~

輝きながら…

輝きながら…


徳永英明「輝きながら…」
フジカラースーパーHRCMソング


個人的には硬質の声(杉山清貴氏とか)が好きなので、
こういう高音でかつ優しい声というのは苦手でした。
歌詞も、これまた優しくて

瞳を閉じても 木洩れ日が
手を振る君を 照らしてる
・・・

木漏れ日ですから、もう。更には

Don't Say Good-bye
君だけの 夢を刻むのさ  
想い出をつめた少女の 笑顔のままで


もうホント、こういうぬるい歌詞は当時から苦手で、
なんで売れたのかさえも理解できないほどでした。
それはつまるところ「了見が狭い」ということなのですが。

しかし、ファンサイトを見てみると、
徳永氏は、このヒット曲をライブではほとんど歌わなかったそうです。
また、翌年の「風のエオリア」もヒットしたのですが、
この曲も歌わなかったとか。

ヒット曲で作られてしまったイメージに対する反抗のようなものが
あったのかもしれません。
オレじゃないオレが一人歩きしてる~ってなカンジで。

そうこうしているうちに、「もやもや病」発症。
本当は「ウィリス動脈輪閉塞症」という名前なのに、
なんかふざけた病気みたいで気の毒でした。

病気を経て、時を経て、何かふっきれたのでしょうか、
「輝きながら・・・」とも折り合いがついたようで、
テレビやセルフカバーアルバムでも歌うようになりました。

来年にはデビュー20年。20年か…。
この声を20年維持するってのは、ある意味すごいですね。